沖縄視察スタート!
4月20日(日)
会派メンバー4人と市民ネット市議3人による沖縄視察がスタート。
夕方、那覇空港に到着し、ゆいレールで真喜志好一さんの事務所へ。
真喜志さんは佐喜眞実術館や沖縄キリスト教短大の設計を手掛け、
日本建築学会で受賞するなど建築家であると同時に環境や平和活動家と
しての顔を持つ。
レトロな建物の2階にある事務所で辺野古埋立問題を中心とした基地問題
についてレクチャーを受ける。
昨年12月末、沖縄の仲井真知事はそれまでの主張を一変させ、
辺野古埋立を承認した。
米軍の安全基準に合わない危険な普天間飛行場の移設「代替」施設として
辺野古移設が語られているが、これは「代替」ではなく「新設」である。
辺野古にはベトナム戦争中の1966年、米海兵隊が海を埋立て
3千メートルの滑走路2本の飛行場と大浦湾に原子力空母が接岸できる
軍港を造る米海軍の計画があった。
この文書は沖縄県公文書館に保管されている。
真喜志さんは自ら米軍の資料を丹念に調べ、事実経過を追うことで
明らかにしたのだ。
情報を鵜呑みにせず、自ら生データに当たることの大切さ、事実こそ
真実を語ることなど、その重要性を改めて感じた。
資料の山の中から実際にそれらの資料を見せていただく。
辺野古ではこの10年間、非暴力・市民の力で埋立阻止の運動を進めてきた。
一昨年のオスプレイ強行配備に続き、辺野古阻止なら普天間固定化との
圧力を沖縄の人々にかける日本政府。
事務所の図書コーナーにて
自治と人権を守るために闘う沖縄の現場を訪ね、民主主義のあり方や
地方自治、そして憲法の意義をとらえ返したい。