沖縄県議会との意見交換

4月21日(月)

沖縄2日目は、県議会「社民・護憲ネット」との意見交換からスタート。
沖縄県庁
正面が沖縄県庁

27日投票の沖縄市長選の応援で超ご多忙のところ、
朝9時から新里さん、崎山さん、仲宗根さんが対応してくださった。
社民・護憲ネット

この会派は社民党を中心とした8名のメンバーで、自民党会派に次ぐ
第二会派とのこと。
新里さんから今年11月の沖縄知事選に向けた取組み状況を伺った。

昨年末から話し合いがもたれ、現在6団体が入った協議の場で
「基本姿勢」はほぼ決定。
近々人選を進め、予定候補とともに政策や組織づくりに入るとのこと。
この4年間「普天間の早期返還、国内外の移設」のスローガンの下、
オール沖縄でやってきた。
仲井真知事の辺野古承認の裏切りは、沖縄の尊厳を踏みつけるものだ。
しかし、名護市長選で沖縄自民党で県議会議長も務めた「保守良識派」
の議員が独自に稲嶺市長を応援(その後、除名された)するなど、
ウィングは広がっている。
今度の知事選は「沖縄の基地縮小、辺野古埋立承認の撤回」という
大きな争点で闘っていきたい。
保守対革新ではなく、保守良識を含めたオール沖縄だ。
と熱く語ってくださった。

崎山さんからは沖縄県議会の議会運営や予算・決算をはじめとする
特別委員会の審議状況について、仲宗根さんからは先の2月議会で設置
された辺野古埋立承認にかかわる百条委員会の経緯や今後の展開等に
ついて、詳しくご説明いただいた。

その後の意見交換では、沖縄振興一括交付金やカジノ推進の問題点等
について、活発な意見交換ができた。
特に中里さんは十数年前からマカオやシンガポールにも足を運んで
調査するなどカジノ問題に精通。
書ききれないほどのたくさんの情報を得た。
中里さんいわく、日本のどこにつくっても、海外とは肩を並べられない。
そればかりか海外からはやってこない。
せいぜい国内のパチンコ客がカジノにシフトするぐらいとのこと。
そして、沖縄経済の柱である観光のイメージをどうつくっていくのか。
青い空、青い海、修学旅行といった清潔感、癒しとカジノは合致しない。
沖縄は観光の先輩であるハワイこそお手本にすべきだとのこと。
これこそまさに千葉県の観光政策のあり方につながる。

そして、一番驚いたのが、沖縄知事選のこと。
対抗馬、つまり仲井真知事の後継者は見えているのかと聞いたところ、
現職が続投の意欲を示しているとのこと。
2月議会で仲井真さんはこれまでの実績をあげ、3年後はこうすると
続投の意思を表明したそうだ。
これには、一同びっくり!
まさか続投するとは思っていなかったが、同時に本土の私たちがいかに
沖縄の情報から離れているかを改めて感じた。

最後に記念撮影
沖縄県議会で
非常に密度の高い意見交換であっという間の2時間だった。

その後、沖縄科学技術大学院に向かう。
この大学は100%国費で運営されている私立大学とのこと。
沖縄振興の一環ということで、建物もたいへん贅沢な造りとなっている。

パンフレットには「世界最高水準の科学技術に関する教育研究を実施する
ことにより、沖縄の自立的発展と世界の科学技術の向上に寄与するを目的
とする」と掲げられている。
しかし、沖縄振興を名目にした税金のばらまきとしか映らなかった。
OIST

SFチックな通路を通り、エレベーターでカフェに到着
OIST2

OIST3

海外からの留学生に混じって昼食をいただき、エネルギーチャージ。
午後は、今回一番楽しみにしていた名護市稲嶺市長との面談です。