都議会セクハラ暴言・野次に対する抗議及び要請

6月24日(火)

今日は一般質問の最終日。
先週末から都議会でのセクハラ暴言・野次問題が関心を集め、
連日マスコミ報道されている。

あまりにもひどいと私たち千葉女性県議の会では急きょ、抗議の声を
都議会に届けることにした。
昼休みに集まり、文面を修正し、署名捺印して夕方都議会にファックス送信。
その後、県庁記者クラブに投げ込みし、正式に下記の文面を郵送した。
三会派7名の女性議員間の調整は、思いのほか手間取ったが、
何とか今日中にアクションすることができた。
明日の朝刊各紙で取り上げられる見通しだ。

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                         2014年6月24日
東京都議会議長
 吉野 利明 様

都議会におけるセクシャルハラスメント暴言・野次に対する抗議及び要請

 議場は議員にとって、議員の本分である議論を行う最優先の場である。
議員たる者議会質問に当たっては事前に万全の調査をし、市民・県民の
暮らしの向上のため討論、質疑を行う。質問する議員にとって登壇は、
自らの想いや政策実現のためのまさに勝負の場である。
 先般6月18日、東京都議会第2回定例会本会議での塩村あやか議員の
一般質問において「早く結婚したほうがいいんじゃないか」「子どもを産めない
のか」と言った女性を揶揄するセクシャルハラスメントの野次を登壇した
議員に投げつけるような行為は、許しがたい暴挙である。
これらの行為は議会の品位をも貶めるものである。
同じ地方議会で活動する女性議員として、このような女性に対する人権侵害
行為が放置されることは決して許されることではなく、東京都の都議会議員の
発言であっても看過できない。
 2012年度日本の国会議員に占める女性の割合は、世界の190ヵ国中
161位であり、地方議会における女性議員の割合は、11%に過ぎない。
女性へのセクハラ発言や人権侵害が後を絶たない背景にはこうした男女平等
が後方に追いやられている状況があると考える。
 私たち千葉女性県議の会は、今回の都議会での暴言を他の議会での事件
として見逃すことなく、人権侵害及びセクハラヤジを行った議員に対して
厳重に抗議する。
 6月23日、ヤジを発した議員の一人は名乗り出たが、これで幕引きする
のではなく今後さらに全ての暴言の事実・関係者を明らかにし、
厳正に対処することを求めるものである。
 以上、東京都議会に対し、強く求める。
                     千葉女性県議の会一同