カスハラ防止の要請行動

今日は9時過ぎにUAゼンセンの皆さんが来庁。
カスタマーハラスメントに関わる要請を熊谷知事と手交されました。
県議会からは国民民主党の天野議員と榎本議員、立憲民主党から野田議員と私が同席。
連合千葉議員団の天野会長からのご発言に続き、私からは昨年度から会派で継続的に取り組んでいること、引き続き組合や行政との連携を強め、課題解決に取り組んでいきたいと述べました。
知事からも県職員へのカスハラ対応も含め、問題解決に向けて引き続き取り組む姿勢が示されました。

カスハラという言葉も一般に認知され、社会問題として関心も高まっていますが、一向に被害は減りません。
特にUAゼンセンの組合員はスーパーやドラッグストアなどの流通サービスから介護現場までと多種多様な現場でカスハラ被害に逢っています。
少し前までは「お客様は神様」という言葉にあるように、悪質クレームや理不尽な要求、威圧的態度を取られた場合でも、辛抱するしかないといった対応も多くあったそうです。

しかし、時代は変わりました。
東京都では、来年4月1日にカスハラ防止条例が施行されます。
今日、手交された要請では

  • カスハラは、働く者が身体的・精神的に苦痛を受けるだけでなく、業務のパフォーマンス低下、健康不良、休職、退職に至るなどの悪影響を生じさせること。
  • 企業にとっても人員確保や金銭的な損失、ブランドイメージの低下などの悪影響が懸念されること

という訴えがあり、以下の事項についての要請が行われました。

  • 幅広くカスタマーハラスメントを防止するための条例の制定
  • 条例制定に向け、労働者代表が参画する検討会の設置
  • 条例の実効性を確保するための罰則規定の明記や業種ごとのガイドライン等による取組の後押し

引き続き、働くことを軸とする安心社会の実現に向けて、取り組んでいきます。

昼食は、中庁舎地下1階で購入した自然食じねんのお弁当と南房総市千倉の温州みかん。