県立佐原病院へ

4月25日(月)

会派メンバーと県立佐原病院を視察。
こちらには東日本大震災後の5年前に訪ね、旧手術室をはじめ
凄まじかった当時の状況を小林先生からお聞きして以来です。

今回は月曜日の午前中という超多忙な時間帯にご都合をつけて
いただき、小林院長先生も外来診療から駆けつけてくださいました。
改めて、感謝申しあげます。

林事務局長から職員の配置状況や決算状況、患者数の推移等について
のご説明を受け、小林先生と意見交換をさせていただきました。

昨年度から常勤医師数が4人減って16人となり、非常勤パート医
40~50人で診療科を継続しているが、脳外科医の欠員により
救急を引き受けられなくなるケースも出てきているとのこと。

また、高齢化・人口減少が進む当地域のニーズ、佐原病院の医療機能に
ついて、地域包括ケア病床の導入や在宅医療の充実に向けて
ビジョンを描き、具体的に進められていることが分かりました。

さらに訪問看護については、大坂美穂看護局長からお話があり
訪問看護室の11名の看護師が地域の開業医とも連携し、
24時間体制で対応しています。
年間の看取りは20件程度で増加傾向。

平成17年4月から事業規模を拡大し、現在「訪問看護ステーションさわら」
と「居宅介護支援事業所さわら」の開設に向けた手続きを進めています。
昨年度には「訪問看護香取会」を立ち上げ、他の看護ステーション6か所と
定期的に勉強会を開催。
地域の訪問看護師への教育・指導など、公的セクターとして
大きな役割を果たしています。

新たに始まる総合診療専門医の養成研修プログラムの受け入れ先とも
なるそうですが、ぜひとも研修医に定着してほしいものです。
小林先生、そして現場の皆さんの原動力で、ここ佐原に
千葉県の地域医療のモデル、地域包括ケアの拠点病院を
築いていただきたいと思います。
私たちも佐原病院の発展を後押ししていきます。

そのためにも、遅れに遅れている本館の耐震化(IS値0.43)、
改築は、待ったなしです。

いつもにこやかな小林院長先生と
佐原病院にて

その後、新しく建設された手術棟を見学
手術棟1

手術棟2
手術をされる先生たちも快適とのこと

次は、別棟の訪問看護室へ。

訪問看護室
あれ?薬局?

訪問看護室2

写真を撮っていると、ちょうど画面左の高齢女性が「薬局ですか?」
と入っていかれました。

看護局長・訪問看護師さんたちと

写真中ほどの白衣姿が大坂看護局長、ピンクの方々が訪問看護師さん。
皆さんパワフルで心強い限りです。
現場の皆さんの声を生かす医療行政こそ、私たち県民の願いです。

佐原病院の皆様、お忙しいところご教示いただき、
ありがとうございました!!