どこへ行く? 迷走する八ッ場ダム
8月15日(月)
お盆休みは、実家の仙台に帰省。
そんな時、嬉しくない驚きのニュースが!
12日、国交省は八ッ場ダムの事業費を720億円も増額し、
5320億円にする計画変更案を発表しました。
世間の関心がリオデジャネイロオリンピックやお盆休みに向いている
この時期を狙ったとしか思えません。
新聞報道も小さな扱い。
その多くが資材や人件費の高騰や消費税増税などの社会経済的要因を
あげていますが、増額のうち343億円が地すべり対策やダム本体の
脆弱岩盤に対する対策費になります。
500~600億円の増額になるのではと試算されていましたが
それを上回る720億円とは…。
今回が5度目の変更になりますが、2013年に工期4年延長の時には
関係6都県の反発をかわすため、事業費増額を先送りにしたのです。
「さらなるコスト縮減・早期完成」を求め、国の言いなりに負担金を
出し続けていた千葉県は何だったのでしょうか?
再度、国の言い分を鵜呑みにし、さらなる負担金を出すことは
到底認められません。
八ッ場あしたの会のHPで、今回の増額の中味を解説しています。
↓
大幅増額の中味
私たちが11年間の裁判闘争で明らかにしてきたさまざまな問題が
露呈しています。
インフラ施設の長寿命化の財源も厳しいのに、無駄な公共事業の典型である
八ッ場ダムにさらなる血税を投入するとは、愚の骨頂も極まれり!
今度の9月議会で知事から計画変更への同意議案が提出されるのでは
と思いますが、引き続き注視していきます。
追記:現在、八ッ場ダム住民訴訟の報告集を編集中。
千葉の活動写真をピックアップしている最中です。
2010年1月19日千葉地裁不当判決