健康福祉常任委員会
9月議会も中盤となり、今日は10時から所属する健康福祉常任委員会が開かれました。
病院局の質疑では、DPC対象病院における機能評価係数IIの観点から、診療報酬増収に向けた4病院の取組について確認。
令和6年度病院事業の決算は57億8000円の赤字、11年連続の赤字という厳しい状況です。
とはいえ、全国の公立公的病院の9割が赤字という、いわば構造的問題であり、収益確保や経費削減の努力にも限界があります。
他に、ハラスメント防止の取組について、質疑しましたが、こちらは対応が甘すぎると言わざるを得ない状況。
病院局として初めて実施した職員間のハラスメントアンケート調査では、知事部局のアンケート調査と比べても悪い!極めて深刻な現状が浮き彫りになりました。
先月、職場でのハラスメントに起因してメンタルを病み、長期療養を余儀なくされた県立病院で働く職員の方からご相談があり、様々な課題を共有させていただいています。
県立5病院におけるメンタル長期療養者数は、毎年70人を超え、20〜30人前後が退職に至っています。
県民の命と健康を支える病院現場は、精神的物理的負荷が大きくストレスフルですが、やりがいと誇りを持って従事している職員を失うことは、現場だけではなく県民にとっても大きな損失です。
実効性のあるハラスメント防止の研修、相談窓口の充実、職場復帰に向けたフォローアップ体制、管理者に対する職場の安全管理義務実施と責任について等々、早急な対応を求めました。
健康福祉部の質疑では、訪問介護事業所への支援策、児童虐待防止に向けた市町村との連携強化について質疑しました。
答弁要旨を入手次第、またお知らせします。
