アルマ・アタ宣言40周年記念イベントin佐久
朝7時半に出発し、長野の佐久総合病院へ。
13時から開かれたシンポジウムに参加しました。
1978年9月当時ソ連のアル・マアタでWHOとUNISEFが主催するプライマリ・ヘルス・ケアに関する国際会議が開かれ、主に途上国における住民や患者が主体的に参加するヘルスケアのあり方が示されました。
これがアル・マアタ宣言です。
これに先立つ約30年前、1940年代に長野の佐久地域では、農村医療の先駆者である故若月俊一医師がすでにプライマリ・ヘルス・ケアを実践していたのです。
若月先生が自ら農村に出向いて出張診療し、講話や演劇を通じて予防・健康増進活動も行っていました。
「農民とともに」住民主体、住民参加で医療だけではない、地域における包括ケア体制を創りあげていったという歴史的事実があります。
この歴史的積み上げが、長野の健康長寿県の土台となり、今もプライマリヘルスケアの地域における人材養成、文化の継承にもつながっていること。
シンポジウムでは、様々なパネリストの方々から若月先生の先見性と今日的意義について、とても素晴らしい講演を聞くことができました。
あまりにも内容が濃すぎて、纏めきれません。
終了したのが、18時半過ぎ。
途中休憩はありましたが、なんと5時間超えのハードなシンポジウムでした。
いま新幹線で移動中。
昨日の視察に続き、ちょっと疲れが出てきました。
プライマリヘルスケアは、私の重点政策の1つです。
今日の学びをさらに深められるよう、改めて資料を読み直したいと思います。