神奈川県立田奈高校「ぴっかりカフェ」
県議会は一般質問が終わり、今週から常任委員会がスタート。
今日は環境生活と農林水産部局の委員会でしたが、夜間定時制高校の給食を守る会のメンバーと田奈高校を訪問。
毎週木曜日の放課後、NPOパノラマのスタッフとボランティアさんが子どもたちの居場所、ぴっかりカフェを開設。
私たちが到着した14時半過ぎは、生徒たちがソファーで雑誌を読んだり、ゲームで盛り上がったり、クッキーを頬ばったりそれぞれくつろいで過ごす姿がありました。
今日カフェにきた生徒は130人くらいとのこと。
11:40のオープンにやってくるのは、お腹をすかせた生徒たち、今くらいに集まるのはコミュニケーションを求めてくるようです。
年間200万円の運営費がかかるそうですが、そのうち100万円は県の助成で、しかも福祉予算。
教育予算は出ていないそうですが、神奈川県議会で教育長は「一定の成果が出ている」と答弁しているとか。
田奈高校を含む12校で居場所カフェが運営されています。
その多くが課題集中校や定時制と聞きました。
生徒が個別に抱える問題に気づいたり、相談支援につながる場合も多く、指導より支援が必要という言葉が印象的でした。
このような取り組みは、大阪市を皮切りに全国的にも広がっています。
しかし、高校生の中退、その背景にある家庭の貧困や孤独にはまだ十分に目が向けられていません。
私たちの運動は給食廃止問題をきっかけに新たな展開を模索中です。
クリスマスシーズン到来ということでお花屋さんがリースづくりのボランティアに来ていました。
出来上がったリースを嬉しそうに持ち帰る女の子たちの笑顔。
開かれた学校っていいな。
千葉でもぜひ実現したいです。