「東京湾のマイクロプラスチック 各地の砂浜をみる」 開催中
毎日暑いですね。
昨日から千葉中央区にある「きぼーる」1階の広場で、東京湾のマイクロプラスチックについて展示されています。
主催は、NPOちば環境情報センターですが、実際は千葉市在住の森口ゆかりさんの作品です。
グラフィックデザイナーでもある森口さんが、
昨年、東京湾の20箇所の砂浜を調査。
採取したマイクロプラスチックを大学の研究機関に分析依頼し、その結果をダイアグラムという手法で作品にしました。
視覚的に分かりやすく問題を理解することができます。
プラスチックの生産量は世界的に急増し、年間800万トン(2トンゴミ収集車400万台分)が海に流れ込んでいるといわれています。
これらの多くは街中でのポイ捨てや港での積み荷からのこぼれ落ちで、雨や風で海に流入していると推定されているそうです。
マイクロプラスチックとは、5ミリ四方以下のもの。
それが紫外線や波の力で微細になって海を漂ううちに有害な化学物質を吸着し、餌と間違えて海洋生物の体内に取り込まれることが問題になっています。
展示では、県内の砂浜におけるマイクロプラスチックから、PCB、殺虫剤のDDTやHCHの汚染状況も分かります。
やがては食物連鎖で私たち人間の口にも入る懸念も…
詳しくはぜひ会場に足をお運びください。
今日と明日10時~16時まで、開催中。
森口さんから詳しい説明を聞くことができます。
長年、千葉港ポートパークの清掃活動している「かもめのクリーン隊」の皆さんの活動展示も見られます。