災害復旧・復興に向けて・県議会常任委員会の審議終了
東日本大震災から9年。
明日11日に開かれる予定だった各地での行事は、新型コロナの影響で相次いで中止となりました。
福島原発事故を含む被災者の生活再建、被災地域の復興に向けての足取りが重くならないよう進めていかなければなりません。
自然災害ばかりではなく今回の新型コロナウイルス、感染症リスクによっても、当たり前と考えていた日常生活が足元から崩され、仕事や家庭生活に大きなダメージを与えています。
これまでの常識が通用しないという不確かさ、これからの生活や社会の姿が見えづらいという漠然とした不安を感じます。
こんな時世だからこそ、私たち自治体議員は目の前の具体的な政策課題に一つひとつ真摯に向き合い、生産的な議論を展開していく役割があるのだと思います。
先週5日(木)に開かれた健康福祉常任委員会の審議は10時にスタートし、18時過ぎに閉会。
私は新年度予算を中心に、県立病院の医師はじめ医療従事者の養成・確保、2024年医師の働き方改革施行に向けての取組み、児童虐待防止や保育所待機児童対策、医療的ケアが必要な子どもの支援、災害・救急医療等々について、質疑しました。
答弁要旨は届き次第、サイトにアップしたいと思います。
新型コロナについては、県の薬務課が新型インフルエンザ対策用に当初備蓄していたサージカルマスクとN 95マスクを含めて県所有27,808枚が、3月2日時点であったとのこと。
これらについて、各保健所の判断で必要な医療現場に届けられているそうです。
県衛生研究所における検体検査は、5人体制最大80件から、7人体制最大120件に強化。
感染者と濃厚接触した者の健康観察など、保健所の業務量も増加しています。
その数は、市川だけで600人以上だそうです。
民間医療機関の医師の判断で行うPCR検査も始まると報じられていますが、公費負担で行われるため、県がこれから民間検査会社と委託契約を結ばなければならないそうです。
国が制度化しても、すぐには動かない。
それを実行する大きな役割を県は担っています。
昨日の県土整備常任委員会や今日の総務防災、農林水産の各常任委員会でも、昨秋の台風豪雨災害に加え、今般のコロナウイルスが私たち千葉県民の生活や経済に大きなダメージを与えていることが明らかになりました。
2月補正予算と新年度予算を適正かつ有効に執行し、復旧復興への取組みを進めていかなければなりません。
今週13日(金)がこれらの予算案の議決を行う、議会閉会日です。