新型コロナウイルス対策緊急事態宣言・千葉県の医療提供体制は?

安倍首相は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく初の「緊急事態宣言」を発令。
千葉県を含む7都府県が対象地域となり、5月6日までの目処とされました。

千葉県では4月2日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれ、今後の対応が話し合われました。
今日は午前中に会派メンバーで集まり、学校や保育、医療や福祉、農業や商工など地域経済への影響、それぞれの地元の状況や課題認識について、意見交換しました。

特に医療提供体制については、現在のフェーズであるアラート「イエロー」から、移行期「オレンジ」に入る手前の体制整備に取り組んでいる段階です。
先ほど疾病対策課から入った情報では、今日7日現在の患者は221名(入院中92名うち重症患者10名)、退院34名、死亡1名)、無症状病原体保有者69名(入院中30名、退院2名)とのこと。

神奈川県のフェーズの考え方を参考にした千葉県の捉え方では、重症者が20人、中等症患者が100人を超えたら「オレンジ」、蔓延期「レッド」は重症者100人、中等症500人超えの場合になります。

現時点での病床数は247床ですが、移行期「オレンジ」の目標病床数850床の確保に向けて、25の災害拠点病院及び31の公的医療機関と調整しているところだそうです。
この850床という数は、上記56病院の一般病床数の合計17,530床の5%に当たります。

東京都でも無症状感染者や軽症者をホテル等に移す動きがありますが、千葉県でも同様に受け皿づくりに動いているとのこと。

千葉県では東京都のように感染ルート不明の患者激増という事態ではありませんが、医療崩壊を起こさないよう万全の体制で臨まなければなりません。

また、医療現場の最前線で奮闘しておられる医療従事者の安全面や健康保持も心配です。
現場が求める安全対策、マスクや防護服の提供など国がしっかりとバックアップする必要があります。

出口の見えないトンネルに迷い込んでしまった新型コロナウイルスショック。
引き続き県民生活への影響をつぶさに捉え、どのような支援や政策が必要なのか?
会派での議論も踏まえ、タイムリーに働きかけていきたいと思います。

画像は、佐倉のふるさと広場のチューリップ。

佐倉のふるさと広場のチューリップ

佐倉のふるさと広場のチューリップ

佐倉のふるさと広場のチューリップ