「県児童相談所2ヵ所増設」の答申・早期の開設を!
今日4日、県児童相談所の管轄区域の見直しについて、ようやく社会福祉審議会から知事に答申が出されました。
3月16日の審議会でおおむねの方針は示されていたのですが、管轄区域を見直し、県の児童相談所を2カ所増設することが決まりました。
新たな児童相談所を設置するのは2圏域。
印旛郡市と松戸市・鎌ヶ谷市のエリアになります。
増え続ける児童虐待対応件数や保護児童が生活する一時保護所の定員オーバーの抜本的解決のため、増設は待ったなしです。
答申が出されたのですから、場所の選定や用地確保等を早急に進めていかなければなりません。
しかし、開設までに3~4年はかかるという声もあります。
6つある県の一時保護所の入所状況は、すでにパンク状態。
昨年度を調査したところ、10月がピークで全体の定員115名に対し、最大211名が入っていたとのこと。
中でも、佐倉市や酒々井町が管轄エリアの中央児童相談所一時保護所では、25名の定員に52名も…。
年明けのコロナウイルス感染拡大に伴い、現場の方々はいつにも増して、大変なご苦労をされたのだろうと思います。
6月17日(水)午前にある「千葉民主の会」会派代表質問では、児童虐待防止についても、取り上げます。
質問作成の担当者として、児童家庭課や県警本部少年課とのやり取りを踏まえ、現時点では6つの質問項目を用意しています。
昨日11時の締め切りで担当する新型コロナウイルス感染症医療提供体制と児童虐待防止について、会派に質問原稿を提出しました。
これから質問時間の制約や全体のバランスを見て質問項目が絞られますが、すべて採用されたらいいなと思っています。
児童虐待防止の取組みが前進するよう、しっかりと働きかけていきます。
画像は、見直される児童相談所の管轄区域。
右側の見直し後のグリーンエリアが印旛郡市になります。