徹底した現場主義/当事者の声を政策につなげる-県立佐原病院の病床数見直し

先週4日スタートした県知事選挙も1週間が経とうとしています。
明日11日午前中は熊谷候補者確認団体の政策カーが市内入りするので、応援活動をする予定です。
くまがい候補者が大事にしている「対話による現場主義」に、大いに共感します。
今朝、先月開かれた県議会健康福祉常任委員会での答弁要旨をサイトにアップしました。

2月22日(月) 健康福祉常任委員会で質疑しました

県立佐原病院にかかわる条例改正と東千葉メディカルセンター不正問題についても、取りあげました。
これらの問題については、何度も現場に足を運び、関係者と意見交換を重ねてきました。
マスコミ報道や表面的な情報を鵜呑みにするのではなく自らの調査で真相解明や課題解決の道を追求してきました。
単にうわべだけ言い募っても、何も変わりません。
特に佐原病院については、長くなりますが、ぜひ以下をお伝えしたいと思います。

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議案第59号として、県立佐原病院の病床数を241床から199床に見直す条例改正が提案され、賛成多数で可決成立しました。
佐原病院の現場から病床数を200床未満に見直してほしいという3年越しの要請がようやく実現します。

これまで山本前院長の頃から何度も佐原病院を訪ね、現場の医療者や事務方の皆さんと意見交換を重ねてきました。

特に、一昨年から就任された露口病院長は県内で最も高齢化が進むこの地域の医療ニーズに応えるために、この病院を在宅療養支援病院にする必要性を強調しておられました。
国の基準では、在宅療養支援病院は病床数200床未満という指定要件があります。
在宅医療・訪問看護を強化し、急変時のバックベット機能を備えた病院にするためには、病床数を200床未満にすることが必須です。

常任委員会の質疑でも明らかにしましたが、佐原病院は昭和30年に開院しましたが、その後の人口減少・高齢化や医師不足等の情勢変化により、当初の241床のベッドの稼働率は大幅に減少してきました。
許可病床は241床ですが、実際に使われているのはその半分の120~130床程度、入院患者が多い時でも150床程度になっていました。
使われていない「非稼働病床」は70床近くあり、昨年からの本館耐震工事の際は、使われていないベッド約50床を倉庫を借りて保管せざるをえない状況でした。
このようなリアルな情報も病院現場に足を運ぶ中でつかむことができました。

また、地元のベテラン議員からもご教示をいただきながら、将来の地域医療のニーズに沿った病院にするために病院局だけではなく健康福祉政策課にも働きかけてきました。
私が住む地元の医療圏にある病院ではありませんが、この佐原病院の問題には力を注いできました。
千葉県民の命と健康を守る地域医療の拠点として将来的にその医療機能をしっかりと維持・発展させていかなければならないこと、また医療者をはじめとする県職員の問題でもあります。

この病床数見直しですべての課題が解決するわけではありません。
特に、医師確保が大きな課題ですが、今回の見直しにより失われていた臨床研修医の確保も再び可能となり、地域医療の最前線での学びの場とすることができます。
県立病院として医師を育て、定着してもらうために、魅力ある研修プログラムの充実や環境整備も積極的に進めていく必要があります。

これからも徹底した現場主義で一つ一つの県政課題により一層力を入れて取組んでいきたいと思います。