新・千葉県総合計画策定懇談会傍聴/ 10年後の千葉県の姿/コロナ感染爆発
お盆休み前半となりましたが、デルタ株への置き換わりが8割に達し、病床占有率も県全体で7割に達しようとしています。
特に東葛南部の病床逼迫は8割超、印旛医療圏では5割前半の状況です。
千葉県の感染状況は以下のサイトで日々更新されています。
これを見ると緊急事態宣言下にあることが実感できます。
私自身もお盆休みの帰省はあきらめざるを得ません。
とても残念ですが、再会できる日を心待ちに、さらなる感染防止に努めていきたいと思います。
今日は14時半から開かれた千葉県総合計画策定懇話会を傍聴。
第1回の会議はオンラインとリアルのハイブリッド方式で進行され、冒頭に熊谷知事から挨拶がありました。
懇談会は20名の各分野の有識者で構成されていますが、今後の策定プロセスでいかに当事者や現場の意見、リアルな県民の声を反映させていくのか、今後の課題です。
県から示された計画骨子素案に対して、出席した委員からは
- 10年後のイメージが感じ取れない
- 縦割りではなく横串を指す視点が必要
- 都市部と郡部ではアプローチが違う、具体性を持って進めていく必要がある
- 人との繋がりをどうつくっていくのかが大事な視点
- 人口減少、技術革新
- SDGs、カーボンニュートラル、DXを全面に打ち出す、トップに持ってくる、全ての施策につながるという認識が弱いのでは
- 洋上風力の推進を明確に位置付けてほしい
- 具体的な数値目標を定め、しっかりサイクルを回して欲しい
- 前計画の振り返り、評価をしっかりと行うべき
- 将来を見据えたものが見えてこない
- 千葉強み、首都圏にあって東京、世界に近いことをもっと押し出していく必要あり
- 企業誘致、新たな分野の雇用創出、長期スパンでの人材育成が求めれる
- 多様な働き方、住みたくなる千葉県へと正のスパイラルへ
- 相互関連性のあるSDGsを10年後の価値に
- 全体につなげる価値としてのwell being
- 保育・教育の質の向上
- 横串を通す工夫が必要
- 2章が分かりづらい、10年間のどのようなパラダイムシフトが必要か
- 潮流分析と政策課題のマトリックス整理が必要
- 豊かな県民生活、生きる価値に強く賛同
- 行政でなければできないことを具体化し、実行してほしい
- SDGsを横串として使って欲しい
- 気候変動の影響、土砂災害地に住まない土地利用
- エネルギーについて書かれていないのは不自然
- 再エネを産業、地域活性化等にうまく活用する
- 自然を強みに生かしていく
- ジェンダー平等がSDGsの前提、ジェンダーギャップの解消を明確化する
- 食料生産自給率、環境保全・自然との共生
- 人や企業をいかに千葉に引きつけられるか、千葉の魅力をいっそう高めること
- イノベーションを高めた産業育成
等々、ランダムに羅列しましたが、様々なご意見がありました。
私たちの考え方と重なるものもありました。
最後に知事からも千葉の魅力、新たな価値を創造していくとの意気込みが語られ、2時間にわたる懇談会が閉会。
今回の計画策定懇談会と県民から出された意見を骨子案の作成に反映させ、9月議会には計画骨子案が示される予定です。
9月議会まであまり時間がありませんが、私たち会派も計画策定にかかわる申し入れを行う予定です。
策定プロセスへの提案や計画のビジョン、考え方や方向性など、会派での議論を踏まえて提出します。
台風の週末、要望書のたたき台を作成し、昨日から会派メンバーに意見を募っています。
来週には取りまとめ、タイムリーな提言につなげていきます。