コロナ感染最多/ 酸素ステーションの設置急務/ 医療ひっ迫
コロナ感染爆発で社会全体が重苦しい空気に包まれています。
お盆休みもコロナ前とは違った過ごし方を強いられてはいますが、それでもコロナにかかわる医療現場や保健所、消防救急など最前線で働く方々とは比較になりません。
現場のリアルな状況を知る機会を得て、報道ベースでは伝わらない危機感を感じています。
前代未聞、異次元ともいえるコロナの猛威に立ち向かっておられるすべての方々に敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
今日の県内の新規患者は過去最多の1272名。
病床占有率は7割を超え、重症病床も5割を超えています。
入院率もここ1週間はわずか1割、自宅療養も7千人に迫り、入院できずにホテルや自宅療養で待機するケースが激増しています。
このような局面で必要とされるのが、「酸素ステーション」です。
入院調整中や自宅療養者が酸素投与の応急処置をする緊急的な施設として、東葛エリアの救急消防サイドからも設置要請の声がいま大きく上がっています。
これを受け、県内大学医療機関のドクターや東葛エリア自治体関係者の方々も動き出しています。
早急な設置に向けて、私も県当局への橋渡し役をしているところです。
千葉県も6月頃から酸素ステーション設置にむけて動き始めていましたが、引き受けてくれる医療機関がなくまだ設置できていません。
神奈川県ではすでに県主体で動き始めているとのこと。
救急搬送の受け入れ先がなく、医療につなげられず、
呼吸困難で失われる命があってはなりません。
昨日、菅首相は関係閣僚との協議後、酸素ステーションの設置方針や軽症・中等症向けの抗体カクテル療法を集中的に使用できる拠点を近いうちに整備すると記者団に答えました。
しかし、動くのは自治体、現場レベルでは容易なことではありません。
千葉県がいまこの局面で急ぎ進めていくためには、
医療機関をはじめとする官民の連携しかありません。
熊谷知事のスピーディーかつタイムリーな決断を求めていきます。
画像は買い物先で見かけた水蓮