産廃最終処分場(その2)

10月24日(月)
君津の処分場を足早に見学した後、富津の大塚山処分場
(太平興産株式会社)へ移動。

周辺の山々も色づき始めていたが、処分場周辺の山は切り出され、
バームクーヘンのような美しい模様の地層が表れていた。
切り出し現場

地元住民の方々、大学の先生や研究室の学生さんも同行し、
埋立現地で役員のМさんからお話を聞く。

3月の原発事故以降、搬入された焼却灰は6700トン、下水道汚泥と合わせて
2万トンがすでに運ばれているそうだ。
県内14か所から日量35~40トンが搬入されている。
下水道汚泥の放射性物質の値は、40から5750ベクレルとのこと。
こちらの処分場では、残り10万トン弱の受け入れが可能とのことだが、
総量規制もないなかで、周辺環境への影響を心配する声もある。
周辺の住民への積極的な情報公開と意見交換が求められている。

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説明を聞いている傍でダンプカーが汚泥を積み下ろしている現場を目撃。

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千葉市をはじめ、船橋や江戸川左岸流域などの下水道汚泥が積み下ろされ、
黒や茶色、灰色など色とりどりの汚泥が投げ入られていた。
異臭が鼻をつくが、何の匂いなのだろうか?
見学したメンバーが実際、それらの汚泥の放射線量を測ってみた。
0.1から0.37の間の数値が出た。
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処分場から出た浸出水は処理され、川に放流されているが、
今のところ放射能は不検出とのことだった。
今後に備えてゼオライトに吸着させることも考えているとのこと。
高濃度の汚染汚泥の今後の処理方針も具体化していないが、
徒に拡散させるのではなく、封じ込めることになるのではないか。

気がつくと、夕方4時半すぎ。
私たちからの質問攻めに対応してくださった社員の皆さま、
大変お世話になりました。