民主的な治水計画の策定を!
5月16日(水)
午前中からの県ネット会議を終え、衆議院議員会館へ。
午後4時から、民主党の川内博史議員に仲介をお願いし、利根川の治水計画
にあたっての要請文を提出し、担当課からヒアリングをしました。
昨年末、民主党内で八ッ場ダム継続をめぐってすったもんだの挙句、
官房長官が2条件を出し、本体工事の継続が決まりました。
その後、数カ月が経過しましたが、条件の1つである利根川水系河川整備計画
策定の具体的な動きが見えません。
おそらく関東地方整備局は水面下で着々と準備を進めていると思われますが、
これまでのように形ばかりのパブコメをとって、さっさとつくられたのでは
たまりません。
97年に改正した河川法の肝である「住民意見の反映」を実質的に担保する
民主的な策定方法でなければ、「住民不在」に他なりません。
計画策定の主体は関東地方整備局なので、同席した国交省河川計画課は
直接の所管ではないのですが、全国の河川行政の大元締めであり、
本省の姿勢が大きな影響を与えていることは確かです。
民主党の政調会からも「有識者会議」にダム推進学者ばかりではなく
多様な意見を持つメンバーを入れるべきだと申し入れ済みですが、
現段階では「検討中」とのこと。
計画策定のスケジュールについても、「検討中」とのことですが、
本当はもう決まっているのではないか?と疑いが消えません。
2008年5月に開かれた前回の有識者会議では、次回の会議で計画の原案が
出されることになっていました。
その後、理由不明のまま計画策定が中断し、現在に至っています。
川内さんの取り計らいで私たちの出した質問への文書回答をもらう約束をし、
1週間内に届くことになりました。
河川計画調査室の里村企画専門官に要請書を渡す利根川流域市民委員会
嶋津共同代表
関東地方整備局の皆さん、流域住民の生命と財産を守るための治水計画です。
「法令順守」で住民とともに計画づくりを進めましょう!