大盛況!おしどりマコ&ケン

2月10日(日)

今日は、年に一度のさくら市民ネットワークの総会の日。
それに先立ち、佐倉市立美術館のホールで吉本興業所属のおしどりマコ&
ケンさんをお呼びし、「原発とお笑いのドッキング」笑いながらために
なる爆笑トークを披露していただいた。

午後1時開場の30分前から予約または当日キャンセル待ちの方たちが
来場し、一時はどうなるかと思ったが、結果的に99人満員御礼でスタート。
佐倉美術館ホールにて

私も会場を出たり入ったりの状態だったが、1時間半にわたるマコ&ケン
さんのマシンガントークは、圧巻!
福島原発事故後、原発について猛勉強しながら、東電が開いた記者会見に
出席し、鋭い質問をぶつけてマスコミにも投稿するなど、この間の活躍
ぶりを披露してくださった。
マコさんが東電が公開した記者会見の模様を書き起こして分析したところ、
東電の都合のよいメディア媒体ばかりが指名されていることが
分かったそうだ。
さもありなんということか?!
それにもめげず、核心的な質問をぶつけ、原発問題の真相に切り込んで
いくマコさん。
おしどりマコ&ケン

また、原発事故後、大手広告代理店関係者は大挙して東京を脱出し、
沖縄などに避難していたという事実も語ってくれた。
「避難するのはいいけど、自分たちだけってどういうこと?」と思った
そうだ。

「脱原発」は取り上げられるが、「脱ヒバク」ということになると、
ほとんどのメディアがタブー視するという生々しい体験談も…。
マコさんが「確かな野党」と称する某政党から機関誌の原稿依頼があり、
被ばくについて書こうとしたところ、編集方針上、ストップがかかった
というエピソードもぶっちゃけてくださった。

内部被ばくの問題で取り上げられるのはセシウム摂取だが、事故直後の
ヨウ素被ばく、とりわけ野菜の放射能汚染の実態が深刻ではないかと
民間の研究機関を取材して感じているそうだ。
各機関は依頼先との契約上、情報公開ができないジレンマを抱えている
とのことだが、研究者は誰もがいずれは公表しなければならないと考えて
いるそうだ。
「嫌な情報を知ることを避けることは、自己責任に帰せられることに
なる。すべての被ばく者は自分の内部被ばく量を知るべきである」という
科学者の言葉を教えていただいた。

とにかく盛りだくさんの内容で書ききれないが、マコさんの締めの
メッセージをお伝えしたい。
「あなたたちがやっていることは1万年経っても成し遂げられない」と
吉本興業上層部の方から言われ、「それならば、一万人の人たちが同じ
ようなことをすれば、1年で変わる」と返したそうだ。
だから、1万人の人がそれぞれゲリラ的に活動すれば、世の中が変わる
ということ。
この発想は、素晴らしい!

マコ&ケンさんからメンバー一同、パワーをいただき、続く総会も
無事終了。
向かい風ばかりの世の中だが、今年1年も地域の皆さんと一緒に
心豊かで温かい地域社会をめざして活動していきたい。

最後は、佐倉市立美術館のエントランスで記念写真
ルパン三世展

佐倉在住のモンキーパンチさんの生んだ「ルパン三世展」が開催中。
「アニメ化40周年」3月24日まで、ぜひ足を運んでください。