めざせ!自然エネルギーの地産地消
2月16日(土)
風の冷たい一日だったが、市原ネット総会後に開かれた
「めざせ!自然エネルギーの地産地消」を聞きに出かけた。
講師は、一般社団法人多摩市循環型エネルギー協議会事務局長でもあり、
多摩電力合同会社社員でもある高森郁哉さん。
友子さんが12月に多摩市でお話を聞き、ぜひ市原でとお呼びした。
高森さんは2010年3月に多摩地域情報サイト「たまプレ!)を設立し、
情報発信していたが、翌年の3.11東日本大震災・原発事故後の
安全神話の崩壊を受け、5月に「エネルギーシフトを進める多摩の会」を
立ち上げた。
経営者・環境活動家、主婦や超党派の市議が集まり、まずは勉強会から
始める。
その後、2012年3月20日には「エネルギーから経済を考える経営者
ネットワーク会議」(多摩エネ協)を設立。
事業化に向けて活動をスタートした。
2012年10月には事業化検討協議会で多摩地区での再生可能エネルギーの
可能性を調査し、多摩ニュータウン地域の「屋根」は大きな資源になる
ことに着目。
環境省の「地域主導再生可能エネルギー事業化委託」に採択される。
実証実験第1号は今年度に私立大学校舎の屋上に設置した太陽光発電所
私募債「たまでん第1号発電所建設債」として一口1kw30万円で900万円
を募り、設置した。
2013年度は1000kwをめざし、市民ファンドだけではなく融資も
受けながら広げていきたいとのこと。
3つのグループの関係を説明していただいた。
パイオニアとしての取り組みは山あり谷ありだが、結びとして
「現実主義+実践主義+楽天主義」でネットワークのさらなる広がりを
つくっていきたい」ととても意欲的。
盛り沢山の内容で伝えきれないが、とても元気をもらえるお話だった。
「学び合い、つながり合うことが大事。千葉の皆さんとも交流して
行きたい」と笑顔で語る高森さん。
確かなビジョンと肩ひじ張らない行動力で周りを巻き込み、
さりげなく新しい社会価値を体現している。
私たちも大いに学び、今後につなげていきたい。