全方位外交?!

先週から今週にかけ、八ッ場ダムを含む利根川流域で計画されている
治水対策の問題点を伝えたいと国会ロビー活動に明け暮れた。

民主党やみんなの党などの野党各党はもちろん、与党自民党の改革派、
「話の分かる」国会議員にもコンタクトを取り、学者・専門家をお連れし
説明を聞いていただいた。
各党の事情はあるが、問題点についての理解を得られ、今後の対応に
ついても手ごたえを感じることができたのは、収穫大だった。
詳細は、「企業秘密」ということで…。

ところで、6月3日(月)東京高裁で初法廷が開かれる八ッ場ダム
控訴審の証人採用が決定した。
原告である千葉県民が治水と利水に関して証言をお願いしたいと
大熊孝新潟大学名誉教授(治水)と嶋津暉之水問題研究家(利水)を
証人として申請し、裁判所から認められた。

3日当日、霞ヶ関にある東京高裁424法廷において、午後2時15分
から5時まで弁論が開かれ、両証人が証言を行う。
ぜひ応援傍聴に駆けつけてください!

また、昨日25日(土)は都内で開かれた「202030」運動の
シンポジウムに参加した。
「202030」とは、意思決定過程への女性の参画を2020年まで
30%に高める運動だ。
が、まだ一般的に知られていない。

とりわけ日本の議会における女性の参画は諸外国と比べて大変低く
女性議員は昨年12月の総選挙の結果、衆議院議員480人中、
わずか38人(7.9%)。
世界190か国中、女性議員比率は163位という情けなさ!
わが千葉県議会も同じような状況ではあるが…。

各政党・政治団体の女性政策担当にご参集いただき、ジェンダー政策を
語っていただいた。

フェミ議連
左から、パネリストとして参加の公明党(古屋範子衆議院議員)
民主党(大河原雅子参議院議員)、生活の党(はたともこ参議院議員)
社民党(福島みずほ参議院議員)、みどりの党(中山均新潟市議)
みんなの党(青木かの中央区議)の皆さん

各党とも口々に女性議員を増やすために「クォータ制」は必要と
語っておられた。
思想信条に違いはあるものの、超党派で手を携えて実現できる政策課題
はスピーディに解決してほしいものだ。
来る参議院選での各党の取り組みに期待したい。