滋賀県庁へ(その1)
8月26日(月)
会派メンバーで滋賀県庁へ。
今回の視察は6月議会直後から計画し、心待ちにしていた。
視察の目的は2つで、滋賀県の流域治水政策と再生可能エネルギー政策を
学ぶためだ。
両方の政策とも嘉田知事が力を入れており、この9月議会には「流域治水
推進条例案」が提出予定で、再エネについても今年3月に「再生可能
エネルギー振興戦略プラン」を策定し、具体的な事業が動き出している。
駅近の建物を入り、すぐあったのが県政情報室
明るく開放的な雰囲気
新館から本館へと迷路のような廊下を通り、議会事務局へ到着。
政務調査室の徳本室長や狩谷主査、土木交通部流域政策局の西川局長や
西島流域治水政策室長、辻光浩主幹が出迎えてくださった。
滋賀県の9月議会は9月中旬に始まるとのことで、この日は「流域治水
推進条例案」の会派説明にまわっていらっしゃるとのこと。
辻主幹から滋賀県の流域治水政策についての具体的な取り組みや
条例提案に至る経緯などについて、1時間ほどご説明を伺った。
その後の質疑応答に1時間近くお付き合いいただき、治水政策の
おおもとになっている「地先の安全度」に関する技術的・専門的な
解説や市町村や住民との協働をはじめ、これまでのご苦労やエピソード
などについて、ざっくばらんにお話いただいた。
にこやかに熱く語る辻さん(右側)
内容はあまりにも濃く書き尽くせないが、印象に残ったのは、知事は
もちろん職員の方々が「地方自治」と真剣に向き合っていること。
治水政策についても、滋賀県として想定外の洪水が起こっても
「水害で県民の命が失われる前に取り組む」という明確なビジョンの下、
「ダムだけに頼らない治水政策」を実現するために具体的かつ総合的な
方策を専門家の意見はもちろん、市町村や県民との対話を通じて着実に
進めている。
辻主幹いわく「97年改正の河川法には環境・住民参画、そして向こう
20~30年間の実現可能性(河川整備計画の策定)という視点が
盛り込まれた。これらの視点で治水政策を進めている。」
この視点こそがもっとも重要なのであり、いたく感激!!
夕方、県庁を後にし、閉館前の三井寺に立ち寄る。
ユーモラスな大津絵を発見
この項は、また改めて。