健康福祉常任委員会/千葉県視覚障害者福祉協会訪問

12月県議会も最終盤。
13日(水)は所属の健康福祉常任委員会が開かれました。
補正予算では、台風13号接近に伴う大雨被害への対応、病院局の非紹介受診料の改正などの議案に加え、保健所の機能強化、がん対策、県立病院における研修医の進路アンケートの結果について質疑しました。

コロナの感染症法5類移行から半年が経過しましたが、11月からコロナ感染が微増傾向、季節性インフルエンザ等他の感染症も例年とは異なる挙動を見せていると健康福祉部長から報告されました。

年末年始に向けて、感染症対応の最前線である保健所の体制整備は喫緊の課題です。
ICTを含む業務改善や新たな感染症パンデミックに備えてどのように進めているのか、確認しました。

コロナ感染爆発時は、病院が感染患者の発生届をファックスで保健所に送り、それを保健所でシステムに入力するというアナログ対応により、保健所業務がひっ迫。
機能不全になり、感染爆発時には半年間で多い時は1万から2万人の県職員が全庁から保健所に応援に駆り出されるという異例の事態に陥りました。
保健所職員の多くが過労死ラインの時間外労働に追い込まれました。
新たな新興感染症に備え、そのようなことを二度と起こしてはなりません。

国は今年4月から新たな感染症サーベランスシステムを稼働させ、オンラインによる感染症発生届の入力を自治体に運用するように求めています。
ところが、その進捗が5割にも達していないことが私の質疑で明らかになりました。
努力義務ではあるものの、医療機関の協力が必要です。
県の早急な対応を求めました。
詳細はまたご報告しますが、昨朝の千葉日報の1面で報じられました。

昨日は、今議会で焦点となっている多様性尊重条例の審議が行われ、総合企画常任委員会を傍聴。
今日は予備日でしたが、午前中に病院局の継続審議で健康福祉常任委員会が再度開かれ、午後からは四街道にある千葉県視覚障害者福祉協会へ。
野田元首相、奥野総一郎衆議院議員、小西洋之参議院議員の視察にアテンドさせていただきました。
あっという間の1週間でした。