議会速報、早朝配布スタート

3月31日(月)

今朝から議会速報の配布をスタート。
市内5駅を日替わりでお邪魔する。
初日は午前6時30分から京成志津駅でメンバーと共に駅頭に立った。

風も強く、花冷えのする今年度最後の朝。
新年度目前とあってか、駅を行きかう人たちの姿に緊張感が漂うとともに
消費税増税をはじめ、これから一層強まる負担増への身構えも感じた。

県議会速報の紙面にも書いたが、千葉県の新年度予算はアベノミクスの
第二の矢、つまり公共事業拡大を受けて公共土木事業重視となっている。
国の経済対策5.5兆円の補正予算と連動し、県では280億円が
2月補正で組まれ、そのうちの半分以上は道路・橋りょう費。
これに加え、新年度予算では、八ッ場ダムや圏央道・外環道等に
165億円以上が計上されている。

ダムや道路を作って大企業が潤い、賃金が上昇し、下請け企業たちも
潤う。
そうなれば、賃上げは広く裾野にも波及していく。
これが安倍首相が言う「トリクルダウン」効果。
トリクルとは、チョロチョロとか、ポタポタという意味だそうである。
アベノミクス批判の急先鋒で有名な経済学者、同志社大の浜のり子教授
いわく「このトリクルダウンのチョロチョロ理論に丸め込まれては
ならない」とのこと。

浜さんは、アベノミクスを「アホノミクス」と言い放ち、その本質を2つ
の側面から一刀両断する。
その一つは、人間不在の政策パッケージ、その二はグローバル社会との
相性の悪さ。
浜さんの論旨明快、歯切れの良さはマスコミ等でもおなじみだが、
一昨日29日(土)に念願かなってわが市民ネットワーク千葉県の
政策講演会にお越しいただいた。

千葉市文化センターの会場は、キャンセル待ちの人の列もできるほどの
超満員!
浜さん講演会1

立て板に水のお話であっという間の1時間半
浜さん講演会2

正面に張ってあるのは、市民ネットワークの新しいポスター
「ネットりん」と名付けられたキャラクターも新登場

浜さんのお話は理路整然と分かりやすく、とても説得的で次のような
結論だった。
①アベノミクスのように人間をないがしろにし、痛めつける活動は
 経済活動ではない。
②いかに市場を占有するかの「シェア」ではなく、
 分かち合いの「シェア」への転換を
③生き物も人間もひとりで生きていけない、いろいろな強さの者が
 共生する「多様性と包摂性」が大切

ご講演後、浜さんを囲んでの貴重なショット
浜さん講演会3

明朝は、京成佐倉駅で街頭活動。
いよいよ4月に入り、新年度が始まる。
浜さんが「政策災害」と名付けた消費税8%アップもスタート。
市民の皆さんに訴えたいことは、山々ある。

今日の夕方に入荷した県議会報告も明日からネットのメンバーと地域に
ポストインする予定。
体力勝負の一週間になりそうです。
2日(水)には、日経新聞に折り込みますので、ぜひご覧ください。