春の足音

3月1日(日)

今日から3月。
昨月は高速スピードで毎日が過ぎ去り、ブログの更新も怠っていました。
というのも、2月13日に議会が開会し、週末を中心に支援者のお宅を訪ね
一日5時間近く歩いた日も…。
その傍ら、予算委員会に向けてのヒアリングや勉強会などもあり、
朝から晩まで大忙しの1ヵ月間。

2月最後の週は、朝6時半から市内各駅で県政リポートを配布。
雨天決行で1時間ほど配った後は、電車に乗って県庁へ。
連日寝不足でしたが、一般質問が行われた本会議ではなぜか睡魔にも
襲われず、逆に目がさえるという不思議な状態でした。

明日からは予算委員会が開かれ、3日間の集中審議がスタートします。
今回、初めて予算委員会の委員となり、各日とも午後3時過ぎから
質疑を行う予定です。
持ち時間は20分(質問と答弁)ですが、新年度予算の使い方に
ついて、しっかりと議論していきたいと思います。

一昨日、県庁に向かう際、見つけた小さな春の訪れ
県庁近くの桜1

菜の花プラザ前の広場で発見
菜の花プラザ前

予算委員会での質問項目は、次のとおりです。

3月2日(月)
1.原発事故による放射能汚染から子どもを守る県独自の取り組みについて
・国の動向を見守るのではなく、県が健康影響調査を
学校健診の中で早期実施するように
2.教育の経済格差について
・千葉県の子どもの貧困の実態把握はどうか
・高校授業料無償化一部廃止の影響は
・私立高校の学費負担の軽減を拡充すべき

3月3日(火)
1.児童養護について
・児童相談所一時保護所の環境改善
・民間児童養護施設への支援強化
・生実学校(児童自立支援施設)の環境改善
2.県立高等学校の学校図書館の充実について
・学校図書館職員の司書配置状況
・学校図書館の充実

3月4日(水)
1.医師養成・確保について
・研修医の定着状況
・総合診療専門医(プライマリー・ケア医)の養成・確保
2.道路事業について
・橋りょう寿命化修繕計画の進捗状況
・台風等の豪雨による道路冠水箇所の対応状況
3.治水対策について
・都市型水害・内水氾濫への対応状況
・国が行うダムや河川整備に対する直轄負担金と
県が行う治水対策の新年度予算

限られた時間できちんとまとめられるか心配ですが、
「いのちと暮らしを守る県政」に向けて、しっかりと発言してまいります。

最後にビックニュース!
昨日、アベノミクス批判で脚光を浴びている浜矩子さんに
佐倉まで来ていただき、講演会を開きました。

浜矩子さん1

そのタイトルは、ずばり「人間不在のアベノミクス」。
詳しくお伝えする余裕がないのですが、核心的なところを少しだけ紹介します。

出発点は、人間と経済の関係。
経済活動を営むのは人間だけ。
経済活動が人間を不幸にするのは本来的におかしい。
だが、経済が効率の名のもとに人間が不幸になることが多い。
本来、人間を幸せにしてこその経済。
その意味でアベノミクスは「人間不在」で経済政策と言えない。

いま安倍政権はたちの悪い流行病にかかっている。
その病名とは、「取り戻したがり病」「奪いたがり病」。
安倍首相の話す所信表明や施政方針演説、そして昨年6月に出された
「日本再興戦略」でも国民一人ひとりを総動員して「強い経済」を取り戻し
「強い国」をつくるというメッセージを発している。
女性活躍もお国のために女性をどう「活用」するかという発想。

こんな薄気味のわるい渦に巻き込まれないようにするために
必要なのは、1つの認識と3つの道具。
認識については、先ほどの「人間のための経済」を共通認識にすること。
孔子いわく「己が欲するところに従う されど矩(のり)を超えず」。
この黄金バランス、悟りの極致ともいえる倫理性が必要。
矩子さんと名付けた浜さんのご両親の見識を伺い知ることができます。

奪いたがりのアベノミクスには「矩(のり)ノミクス」で対抗するしかない!
→これは、浜さんご本人ではなく入江談。

脱線しましたが、アベノミクスに対抗する3つの道具とは、
1.傾ける耳
2.涙する目
3.差し伸べる手、抱きとめる手
これを持っていれば、悪い流行病に巻き込まれていくことはない。
浜さん講演会2

質疑応答も活発に
浜さん講演会3

最後に、浜さんと記念写真
浜矩子さんと記念写真

参加者一同、元気と勇気をいただきました。
頭脳明晰、素晴らしい経済学者であると同時にとても謙虚で
温かいハートを持つ浜矩子さん。
尊敬する女性のお一人です。

今回は、春を感じさせる個性的で可愛らしいファッションで登場。
また、佐倉にぜひ来ていただきたいと思います。