不登校議連の視察

今日は、9時半から県議会棟で一般質問の打ち合わせ後、午後1時から青葉の森芸術文化ホールへ。
「千葉県身体障害者福祉大会」に出席しました。

昨日は、県議会の不登校児童生徒の教育機会確保・支援推進議員連盟(通称:不登校議連)の視察で、印西市にある「ぴおねろの森」を訪問。
小林牧場の桜並木付近にある森の中に黄色のトレーラーハウスを設置し、フリースクールが運営されています。
黄金に色づいた銀杏の大木の下、小学生から中学生までの子どもたち30人くらいがアスレチックで身体を動かしたり、ドラムをたたいたり、バク転に興じていたりと賑やかでした。

活動費は、(月)(火)(金)ということですが、運営スタッフ3名に加え、数名のボランティアさんたちと一緒に活動しているとのこと。
当日の昼食は、「なめろう」ということで、子どもたちも一緒に包丁を握ってアジの三枚おろしに挑戦していました。

大河原代表理事は、お子さんの不登校をきっかけに、自己否定感や劣等感を抱え、閉じこもり、苦しみながら生きている子どもたちが数多く存在することを知ったとのこと。
すべての子どもたちの教育を受ける権利や自分らしく生きる権利を保障したいという思いを原動力に、フリースクールを運営していると話されました。

継続して運営するための安定的な人材確保や活動原資の問題など、課題も多くあるとのことですが、子どもたちの気持ちを尊重し、子どもを道しるべにしながら、多様な子どもの居場所と学びの場を創っています。
「ぴおねろ」とは、スペイン語で開拓者という意味だそうです。
自らの頭で考え行動し、社会に出ていく力をつけていく、千葉のぴおねろたちに期待が膨らみます。

午後は、習志野市立袖ヶ浦西小学校分教室に開設された「学びの多様化学校」を視察。
小学校での「学びの多様化学校」は県内初とのことです。
今年4月に開室され、不登校の子どもに合わせた特別なカリキュラムで学ぶことが可能になっており、新たな学びの選択肢として期待されています。
不登校の子どもたちにとって、さまざまな選択肢があることが大切だと感じました。

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