千葉県中核地域生活支援センター「がじゅまる」訪問
午前9時半に千葉市議の田畑直子さん、会派同僚の平田悦子さんと市川にある「がじゅまる」を訪ねました。
同センター長の朝比奈ミカさんに加え、八千代・習志野市等を担当する「まるっと」地域総合コーディネーターの菊池謙さんにも同席いただき、センターの成り立ちや取り組むべき課題について,お話を伺いました。
中核地域生活支援センターは、平成16年10月に開設された県独自の相談支援事業。
24時間365日、夜間や土日も電話対応を含め、子どもから大人まで、障がいのある無しにかかわらず、全ての人を対象に寄り添い支援しています。
「まるっと」では、夜間の電話相談もよくあるとのこと。
全般的に何らかの障害を抱えている方が多いそうです。
県内には県設置の13箇所に加え、柏や船橋市設置を含めて16の拠点があり、連絡協議会を通じて日頃から情報交換を密にし、質の向上に努めています。
人件費が8割を占める中で運営していますが、委託費2000〜2500万円では100万円単位での持ち出しを余儀なくされる事業所もあるとのこと。
財政的な厳しさ、また行政との係わりでは、役所の縦割りの壁、部局横断的取り組みの難しさも改めて認識しました。
また、27年生活困窮者自立支援法による支援策がスタートし、いま一番の課題は若年の貧困、8050問題などの引きこもリ、孤立への対応です。
制度の狭間でセーフティネットからこぼれ落ちた住民をどのようにサポートしていくべきか?
困っている方、一人ひとりに対し、地域でのネットワークや資源をどのようにつなぎ活用していくのか?
支援のアプローチについても、地域で様々な担い手を増やしていくこと、行政をはじめ様々なセクター、既存のものの役割や機能をどう高めていくのかという視点で考えていくことが大切だと教えていただきました。
非常に有意義な学びとなりました。
お忙しいところご教示いただき、本当にありがとうございました!
視察終了後のランチは、田畑さんのご案内で船橋にある「恋する豚研究所」LUNCH TABLEへ。
しゃぶしゃぶ定食をいただきました。
香取の在田農場育ちの豚は、くさみが少なく脂のほのかな甘みが広がります。
食後は、レストランと併設しているサービス付き高齢者施設にお邪魔し、地域に開かれた居場所を見学させていただきました。
明るい雰囲気で素敵でした。