千葉県立病院学術集会・より患者に優しい医療を!

千葉県立病院学術集会

千葉県立病院学術集会

千葉県教育開館で開かれた県立病院学術集会を傍聴させていただきました。

現在、県立病院は6病院あり、高度専門医療と地域医療を担っています。
午前の部では、すべての病院からの発表があり、医師、看護師、薬剤師、検査技師など多職種の方々が登壇。

手術安全チェックリストの導入、災害時DPAT活動、子どもへのビデオを用いた検査説明、向精神薬と転倒リスクの関係、周術期口腔管理の取組み等々、それぞれの病院の特性に応じた臨床研究・事例検証のご報告がありました。
特に印象深かったのは、がんゲノム医療や数値流体学解析(体内を循環する血流を解析し、血管壁の状態を予測)を用いた脳動脈瘤破裂リスク評価。
情報科学技術の進展が医療の発展に直結していることを実感。

千葉県立病院学術集会

千葉県立病院学術集会

午後のシンポジウムのテーマは、「より患者さんに優しい医療を目指した取組み」。
がん治療患者の感染予防につなげるセルフケア支援、子ども病院におけるチャイルド・ライフ・スペシャリストの活動、嚥下性肺炎を予防するための口腔機能強化アプローチ、精神医療センターにおけるアウトリーチセンターの活動等々、様々な事例発表がありました。
どれも素晴らしく貴重な学びの場となりました。

千葉県立病院学術集会

千葉県立病院学術集会

千葉県立病院学術集会

病院現場において、患者に寄り添った医療提供、福祉や行政機関との連携による生活支援や家族支援など、他職種連携によるワンチームで精力的に取り組んでおられます。
その状況を直にお聞きし、大変心強く思いました。

これからも、県民の命と健康を守る最前線でがんばっておられる各病院現場の思いや願いに応える医療行政をめざしていかなければなりません。
私も微力ながら、力を尽くしていきたいと思います。