令和4年12月議会 健康福祉常任委員会 審議状況 健康福祉部(入江質疑箇所)

2022年12月20日(火)

なお、質疑要旨は正式な議事録ではありません。

健康福祉部

議案第32号

質問

こどもの安心・安全対策支援事業、新規事業について伺う。

送迎用バスへの安全装置の設置、登園管理システム、見守りタグGPSの導入の予算として795,000千円計上されている。この事業の背景には、今年5月国会で可決・成立した児童福祉法の一部改正があり、来年4月から保育園等における安全計画の策定が義務づけられると承知している。現状、幼稚園にはあって保育園等には義務づけられていない安全計画を策定し、送迎バスへの安全装置の設置についても義務づけられることになる。先般、ようやく国からの事務連絡が発出され、安全計画に関わる具体的な対策として、バス送迎の安全管理マニュアルや職員の研修等が示されたということなので質問する。

一点目として、今回の追加補正予算では、全額繰越明許費設定となっているが、その考え方はどうか。

二点目として、来年4月から送迎用バスへの安全装置の設置等が義務づけられるが、今後、どのように進めていくのか。

(入江委員)

回答

こどもの安心・安全対策支援事業は、送迎用バスへの安全装置の導入支援等を行うもので、国の第2次補正予算により措置されています。

送迎用バスへの安全装置の装備は令和5年4月1日から義務化され、1年間の経過措置が予定されていますが、できる限り速やかに装備されるよう、今回、予算案を追加提案したところです。

一方で、装置の仕様等について、まだ国から示されていないことなどから、年度内に全ての施設で事業が完了することは難しいと考えられるため、来年度においても、引き続き必要な予算執行ができるよう、全額を繰越明許としています。

なお、あくまで最大の枠として全額を設定していますので、年度内に可能なものは執行してまいります。

また、今後、国から「安全装置の仕様に関するガイドライン」や補助要綱等が示される予定です。詳細が示され次第、県においても補助要綱等を速やかに作成するとともに、施設への周知・働きかけを行い、円滑に事業が実施されるよう取り組んでまいります。

(原見子育て支援課長)

回答

障害児通所支援事業所につきましても、装置の仕様等についてはまだ国から示されていないことから、年度内にすべての施設で設置が実現することは難しいと考えられるため、次年度においても引き続き必要な予算執行ができるよう、全額を繰越明許としているところです。また、同様にあくまで最大の枠として金額を設定していますが、年度内に可能なものは執行してまいります。

また、安全装置の設置の進め方ですが、国から詳細が示され次第、県において補助要綱等を速やかに作成するとともに、施設への周知・働きかけを行い、円滑に事業が実施されるよう取り組んでまいります。

(鈴木障害福祉事業課長)

質問

国から仕様が示されない中で、早くに現場で設置するための予算と理解した。

そこで、特に児童デイの送迎用バスはかなりの台数があると思うが、どのくらいを見込んでいるのか。

(入江委員)

回答

障害児の通所支援事業所の送迎バスへの安全装置については、各事業所での送迎の有無とか、車両、保有台数などの調査結果から、台数2,250台を補助対象と見込んでいるところです。

(鈴木障害福祉事業課長)

要望

速やかに執行に向けて進めていただきたい。

(入江委員)