たけのこご飯がつくれない?!

4月4日、市原市で収穫されたタケノコから1キログラムあたり110
ベクレル、木更津市で収穫されたタケノコからは120ベクレルの
放射性物質が検出された。
新基準を超えているので、政府は5日に出荷制限を指示。

たけのこご飯をいつ作れるかなと楽しみにしていた矢先のことで、
本当に残念だが、生産者の皆さんの落胆はいかばかりのことだろうか。
おそるべし放射能…。
木更津ネットの市議からも問い合わせがあり、昨日は議会報告についての
会派の打ち合わせで県庁に集まったので、早速担当課(農林水産部森林課)
に聞き取りをした。

国の出荷制限を解除できる要件は、過去1ヶ月以内に3検体を調べ、
基準値を超えていないこと。
出荷制限のかかっている1カ月の間に県は定期的に検査を行い、
データの収集と公表を行うことになる。
今後の対応として、県内のいくつかの地点でどのようなメカニズムでたけのこが
汚染されたかをモニタリング調査することが検討されているとのこと。
山武市にある森林研究所が調査の担当となる。

しかし、旬のたけのこは1ヶ月も経つと、竹になってしまう?!
何とか、早めに再検査をすることはできないのか?
それに対しては、難しいとの考えだ。
というのも昨年、福島県でもたけのこが出荷制限となり、その後、いったん
解除されたが、再び出荷制限がかけられたこともあり、千葉県では慎重な
対応を取る方向性だ。
たけのこ農家には大変気の毒ではあるが、ちかぢか木更津でも東電が
補償にかかわる説明会を開くとのこと。

昨年8月に行った県民意識調査では、県政への要望の第3位に
「食の安全を守る」がランキングした。
前年度の7位からの急上昇だが、それだけ食の安全性が脅かされている
ということだ。
当たり前の日常生活を取り戻すためにも、原発再稼働などとんでもない。
四季がめぐって、春になればにたけのこご飯が作れる日常を返してほしい!

 

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