代表質問その3/児童相談所の人手不足

今日は一般質問4日目。
午前のトップバッターは、船橋市選出の野田剛彦議員。
県内にまだ一つもない不登校特例校、中核市の児童相談所設置に向けた県のバックアップ、カスタマーハラスメント等々について、取り上げました。

児童相談所については、過日の代表質問において、総務部サイドから「福祉専門職の確保」、健康福祉部サイドからは「子どもの権利擁護や一時保護所の環境整備」と多角的に取り上げました。
児童相談所で働く福祉専門職については、特に千葉県では深刻な人手不足が続いています。
代表質問の作成にあたり、会派の網中はじめ議員が昨年度の採用状況を調査し、質問を作成してくれました。

令和4年度の競争試験や採用選考は、以下の通り厳しい状況です。

心理職 51人の採用予定数に対し、25人の欠員
児童指導員 73人の採用予定数に対し、54人の欠員
児童福祉司の採用選考 55人に対し、45人の欠員

児童虐待件数は増え続ける一方ですが、虐待された子どもを保護し、適切なケアをするためには専門職員は欠かせない存在です。
いかに職員を増やし、定着して働いてもらえるのか、働きやすい環境を整備し、現場の負担を減らすことができるのか?
現場と危機感を共有し、実効性のある対策を講じ、改善に向けて前に進めていかなければなりません。

今回の質問では人事委員会から「新たに希望者が知りたい内容を直接聞くことができるしくみ(いわゆるOBOG紹介制度)を速やかに整備する」「受験しやすい試験方法への見直しに取り組む」との前向きな答弁を引き出すことができました。
出来ることはすべてやるといった気概でしっかりと取り組んでほしいと思います。

画像は、会派の女性議員5人。
たまたま白ジャケットが揃ったので河野議員のリクエストで撮影。
今日のマイ弁当はソーメンチャンプルでした。