虹と風のファーム見学/ユニバーサル農業
今日の午後は、活動仲間と一緒に八街にある「生活クラブ虹と風のファーム」を訪問。
立野地区の5.7haの圃場では、ユニバーサル農業の実践として、障害のある方、働きづらさを抱えた方が農業に携わっています。
昨年4月には、就労継続支援B型事業所「農仲舎八街」を設立。
農場での農作業や出荷作業を職員さん8名と利用者18名前後のローテーションにより、年間360日ほぼ休みなく行っているとのこと。
農仲舎の橋口農場長や田邊相談役に加え、生活クラブ生協千葉からも山崎常務理事はじめ組織部のお二人にご案内いただきました。
新たな出荷・保管施設も農水省の補助金を活用して完成し、環境整備も進められています。
有機圃場では、真黒(しんくろ)ナスという固有種がたわわに成り、加工用のトマト畑では支柱もなく自由自在に広がっている印象でした。
もう一つの特徴は、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)八街発電所「ふぁそらん」。
発電出力49.5kw、設置面積10aとコンパクトですが、20世帯・一年分を発電することができるそうです。
ソーラーパネルの下には、里芋が植えられていました。
二十数年来、私も生活クラブの組合員として、持続可能な循環型の経済・社会を実践していくためのFEC自給圏づくりに共感しています。
FECとは、地域社会の中で「Food(食べ物・生活用品」「Energy(エネルギー)」「Care(福祉)」を自給し循環させていく取組のことです。
久しぶりの再会や新たな出会いもあり、暑さも吹き飛ぶ実り多き見学会でした。