とんぼ舎さくらオープン&男女共同参画センターフェスティバル

8月4日(日)

午前中、生活クラブ風の村とんぼ舎さくらの開所式に出席した。
ネーミングにもあるとおり、地元佐倉の生谷に新築移転し、
8月から事業をスタート。

京成臼井駅から徒歩20分弱の市街化調整区域にあり、周りは畑も点在
する静かなところにある。
とんぼ舎さくら1

オープニングセレモニーが始まり、初めに生活クラブ風の村理事長の
池田徹さんによる主催者あいさつ
とんぼ舎さくら2

いまから10年前、とんぼ舎は佐倉の千成で作業所をオープン。
その後、山崎の風の村さくらに移転し、さらに事業を広げるための
場所を探してきたとのこと。
この度、真野さんという地主さんから土地を賃借し、広い土地に新しい
拠点を建てての再スタート。
就労継続支援A型10名、生活介護30名の事業を展開する。
その他、食事、送迎、延長サービスなども実施する予定とのこと。

蕨佐倉市長、生活クラブ虹の街木村理事長のあいさつに続き、
とんぼ舎さくらの小笹山所長から、ここで活動するメンバー紹介も
含めてのスピーチがとても印象的だった。

とんぼ舎さくら3
暖かいお人柄が伝わってきた小笹山さん

こちらでは漬物の製造販売とクッキーなどの菓子製造販売、野菜づくり
を行い、3年後には黒字経営達成をめざしていくそうだ。
利用者の方たちをメンバーと呼び、一人ひとりに合った仕事の分担と
それに見合った賃金や働き甲斐が得られるような職場づくりを目標に
する。

メンバーの皆さんの夢と希望を託して、くす玉割り
とんぼ舎さくら4

知り合いの息子さんもこちらのメンバーさんでとても嬉しそうな表情!
当日お会いしたお母さんの笑顔も輝いていた!
午後1時から天台にある男女共同参画センターのワークショップに
参加するため、セレモニー終了後失礼し、少し中を見学させていただいた。
式典が行われた会場は後ろで立っている人が出るくらい手狭であったが、
他の部屋も比較的細かく区切られていた。

ここが、漬物工場
漬物工場1
立派な冷蔵庫がぜんぶで3つあるとのこと

こちらが外から見た作業場の様子
漬物工場2

もう少しこちらが落ち着いたら、メンバーさんがいきいきと仕事をして
いる姿を拝見したいなと思いながら、とんぼ舎を後にした。
とんぼ舎さくら5

事務局の川嶋さんにピックアップしてもらい、12時半過ぎに天台に到着。
この日は県男女共同参画センターフェスティバル&ネットワーク会議が
開かれ、午前中には大日向雅美さんの講演会があった。

私は午後からのワークショップE「男女平等はどこまですすんだのか?
女性リーダーと語る」に参加。
当初、「女性県議と語る」というサブタイトルだったが、それでは
「政治的過ぎるからダメ」と担当課からダメだしされて、
「女性リーダ」となった。
意思決定への女性参画、とりわけ政治参画は男女共同参画の最重要政策
であるが、なぜダメなのか?
納得はできないが、女性県議7人のうち私も含め、4人の県議が
パネリストとなり、コーディネーターの船橋邦子さんの進行で
それぞれの考えや思いを語った。
ワークショップE
右から、湯浅和子さん、山本友子さん、小宮清子さん

2時間弱でのワークショップだったが、参加者の方たちとの意見交換の
時間が十分に取れず、ちょっと残念…。
今後、市民団体の皆さんとの話し合いの場をつくり、具体的に男女平等
政策を進めていきたい。

ワークショップ後に開かれたネットワーク会議では8つのワークショップ
の様子が語られ、締めくくられた。
ネットワーク会議

千葉でも女性たちの抱えている問題の実態調査をし、課題解決に向けた
具体的な施策を進めていくことが求められている。
若年無業女子への就労支援、高齢女性の貧困問題、急増するDⅤ被害者
への支援策の充実など、やるべきことは山積している。
センターが単なる箱モノになるか、生きた活動拠点になるか、
行政サイドの取り組み姿勢だけではなく私たち市民が積極的に活動し
互いに連携して男女平等社会を目指していきたい。
センターに行けば、仲間とつながって元気になり、問題解決の糸口が
つかめる、そんな拠点が理想だ。