循環器病センター&残土埋立現場へ
8月28日(水)
午後から会派メンバーで市原市にある県の循環器病センターを視察。
内陸に入った鶴舞地区にあり、JR線の五井駅から地元山本さんの車で
20分ほど走り、到着。
当センターは、心臓病や脳卒中などの循環器病を専門とする高度医療と
内科、外科をはじめとする一般診療を行う地域医療の両方を提供している。
24時間365日対応で生命にかかわる重傷疾患の救急や急性期診療を行い、
市原市の2次救急当番も引き受けるなど、まさにフル回転の現場。
心臓血管外科手術の総数は、年間300件前後とのこと。
ICU10床を含め集中治療室が20床あり、手術後の急性期リハビリ
を経て在宅や転院につなげている。
脳や心臓を最短0.35秒で撮影可能なCT装置や身体の断面撮影を
行うMRIなど、高額な医療機器は必置である。
今年3月に導入した最新モデルのパーフェクション
転移性の脳腫瘍などに対してガンマナイフ治療(定位的放射線治療)を
行うための装置で、これまで6000例以上の治療が行われている。
通常の当直体制では一般系、循環器内科、心臓血管外科、脳神経系の
4系統、市原市の2時救急当番のときは6系統のドクターが対応する
とのことだが、こんな劣悪な環境の当直室ではドクター自身の体調が
心配だ。
聞くところによると、院内のスペースが不足しているので、倉庫を改造
してつくったとか。
ドクターの方々の忍耐強さに甘えてばかりいられないのではないか。
改善を切に願うばかりだ。
院内見学から戻ると、病院長の小野先生、副病院長の村山先生から
当センターの現状と課題をお話しいただく。
私たちの視察目的である県立東金病院閉院後に当センターに移行される
医療内容についても詳細を伺うことができ、今後の課題も見えてきた。
厳しい病院運営に医療スタッフ・事務スタッフが一丸となって
取り組まれている状況をご教示いただき、県議会総体としても
強力にバックアップしていく必要性を実感した。
小野院長はじめ、お忙しいところ丁寧に対応していただき、
ほんとうにありがとうございました。
その後、市原市内で事前協議が進んでいる残土埋立予定地2カ所に向かう。
一つ目の場所は、循環器病センターの裏手にある谷地
画面真中にある建物が循環器病センター
現地の住民の方々から現地をご案内いただく。
残土埋立条例をいまだ持たない市原市が狙われている。