慈愛寮訪問/真の女性自立支援とは

毎朝の天気予報チェックが欠かせないこの頃、いかがお過ごしですか?
今週は1日(月)から各常任委員会が開かれ、明日4日(木)は所属の健康福祉常任委員会があります。

昨日は会派の女性議員3人で東京都中野区にある女性自立支援施設「慈愛寮」を視察してきました。
同寮の歩みは明治期にさかのぼります。
日本キリスト教婦人矯風会設立により、廃娼運動の拠点として「慈愛館」の女性支援に始まり、戦後1956年売春防止法成立による婦人保護事業の創設で婦人保護施設となり、現在に至ります。

そして、今年4月から「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」いわゆる女性支援法の施行に伴い、婦人保護施設から「女性自立支援施設」へと変わりました。
これまで困難な女性を支える現場で奔走されてきた同施設長の熊谷真弓さんからお話を伺い、同法制定の意義や今後の自治体の取り組みについて学びました。
施設内では15組の母子が暮らしているとのことでしたが、当日は外国籍のママと生まれたばかりの赤ちゃんが安心して暮らしている様子も見ることができました。
スタッフの方々の優しさ溢れる対応がとても印象に残りました。
施設内の画像はアップできませんが、明るく清潔でエントランスの庭も美しく整備されていました。

女性を中心とする超党派の議員立法で成立した女性支援法。
売春防止法制定から、66年もの歳月を経て成立したこの新法を実効性あるものにしていかなければなりません。
熊谷施設長さんから「根拠法が大事」「法律や制度を作り、事業を動かす議員の力はすごい」とかけていただいた言葉に勇気づけられました。
お忙しいところ貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!

これからも現場の方々の声や実践から学び、政策へとつなげていきたいと意を強くしました。
明日の常任委員会での質疑でも活かしていきたいと思います。

画像は、週末に訪れた千葉市美術館。
岡本秋暉(しゅうき)の企画展では、カメラ撮影OKの作品も多くありました。
アートラボ「空間をあむ」を主宰する齋藤名穂さんは鎌倉に住む弟と畑仲間ということで、弟夫婦や東京の妹も合流し、一緒に鑑賞。
久しぶりに集まったので、千葉の味覚を堪能しました。