南房総の春・佐倉の水道水/八ッ場ダムの影響
先週13日に県議会が閉会し、週末は南房総エリアを訪ねました。
昨秋の台風被害からの復旧状況を確認し、コロナウイルスによる地域経済のダメージに多少は貢献できたかなと思います。
雨風が強かった土曜日の翌日は快晴に恵まれ、黄色やピンクと色とりどりのお花畑や房総の海や山の景色に癒され、海の幸も満喫しました。
やっぱり千葉の自然は豊かだなぁと実感。
南房総が元気になるように、これからも応援していきます!
私の地元佐倉も水と緑が豊かな自然が広がっています。
とりわけ水道水の6割強を占める地下水が自慢です。
ところが、八ッ場ダムの完成により、来年度から地下水が減らされ、利根川の表流水が増やされてしまいます。
もう間もなく印旛広域水道からの河川水の受水量が日量5,000トン増え、その費用は、なんと約3億円にもなるとのこと。
そのため、佐倉市の水道事業は新年度に約1億円の赤字になるとの見通しが先日の佐倉市議会で示されたそうです。
一方、新年度の千葉県における八ッ場ダム建設事業の負担金は、企業局の水道/工業用水、県内利水/治水、その他利水者についても、すべてゼロ予算。
ダムが完成してしまったから当然なのですが、これまで千葉県がどれくらい国のダム直轄負担金を支出してきたのか、水政課から入手しました。
千葉県の支出総額は、450億5千万円の計画額に対し、今年1月末の時点で、449億7千万円。
印旛広域水道は、79億7千万円。
巨額の血税投入に加え、今後は水道料金の値上げという理不尽な現実が迫りつつあります。
安全で美味しい地下水を飲み続けるため、これからも粘り強く取り組んでいきます。