県議会地震・津波対策議連視察/ 気仙沼市鹿折地区/南町紫神社前商店街
今朝は8時過ぎの新幹線で東北へ。
県議会の地震・津波対策議連の県外視察で宮城県気仙沼や石巻方面を視察します。
同議連は11年前の東日本大震災を契機に超党派で結成され、私も1期目の時から参加しています。
今回の視察先は平成25年5月に議連メンバーと訪ねたところを再訪。
9年後の現地がどのように変わっているのか?
コロナ禍で県外視察は3年ぶりですが、貴重な学びの機会となること期待しています。
気仙沼市鹿折地区では、地域住民による「まちづくり協議会」の方々からお話を伺いました。
同地区は津波と火災で壊滅的な被害を受け、地盤を嵩上げする市街地整備が行われ、早期に災害公営住宅が建設されました。
震災後は転居を余儀なくさせる住民が多く、自治会機能が低下し、コミュニティ形成が難しくなったことから地域住民による鹿折まちづくり協議会が設立されました。
まちづくりの原動力となった「構成会合」「円卓会議」の役割、行政と市民の膝詰めのリアルな意見交換が生み出す可能性を再認識しました。
また、南町紫神社前商店街では商店街事務局の方に商店街復興とコミュニティ形成についてのお話をお聞きしました。
復旧復興にあたっては、防波堤の高さについて議論があり、フラットゲートを採用することで日常的に海が見えるようになったそうです。
また、震災直後から時が経過し、地域の課題も変わりつつあるとのこと。
明日は早朝から南三陸町、大川小学校・大川震災伝承館、女川町復興、石巻漁港、門脇小学校、みやぎ東日本大震災地震津波伝承観察、等々盛りだくさんの視察内容です。
貴重な学びと出会いを今後の千葉県の防災政策に生かしていきたいと思います。