フル回転の一週間

8月25日(月)

しばらくぶりのブログ更新になります。
お盆休み明けは、あっという間の1週間。

18(月)~20日(水)は、市民ネットメンバーとともに来年度予算要望に
向けての集中ヒアリング。
まちづくり、行革、子ども、環境、福祉…と多岐にわたる県の施策の進行状況
考え方や方向性などについて、担当課職員の方々から聞き取った。
毎年ご協力いただき、本当にありがとうございます!
この結果を踏まえ、政策提案に結び付けていく作業はこれから…。

19日(火)午後は、東葛エリアのメンバーと市川に開設したばかりの
「きなりの街すわだ」へ。
市川ガンバの会と生活クラブ生協風の村のコラボによるケアホーム。
すわだ1

訪問介護ステーションや地域カフェと一体化し、住宅地にも溶け込んでいる。
だが、お役所的には、「適用外」の有料老人ホームだとか。
すわだ2

こちらは入所者の食堂
すわだ3
テーブルは、市川特別支援学校の生徒さんが作製。

空き部屋にちょっと珍しい照明器発見!
すわだ4
と思いきや、両脇は粉が噴き出す特別仕様のスプリンクラーとのこと。
所長の長崎直子さんから開設の経緯や施設運営の今後について、
お話を伺った。

21日(木)夜は、自治体議員立憲ネットワークの会議。
この日は民主党小西参議院議員を招いて、集団的自衛権行使の勉強会。
7月1日閣議決定前後の生々しい国会の様子も臨場感たっぷりに語って
くださった。
小西議員
頭の回転の速さと早口は比例するかのごとく40分ちかく話し通しの小西さん。

この日は民主党をはじめ超党派の県内自治体議員が集まった。
小西議員2
集団的自衛権行使に向けた関連法案の成立は来春統一地方選後かと報じられて
いるところ。
ところが、小西さんの話ではこの秋にでもやろうと思えばできる準備はしている
はずだとか…。
さあ、大変と緊張感が走る。

大変といえば、福島原発事故による被ばく問題。
23日(日)には、さくらネット主催「チェルノブイリ28年目の子どもたち」DVD上映会
を製作者である白石草(はじめ)さんをお招きして行った。

白石さんはインターネット放送「OurPlanet」共同代表。
国内外の社会的問題を女性の視点で鋭く映し撮ってきたジャーナリスト。
この6月にはチェルノブイリを1週間ほど訪れ、現地をつぶさに見てこられた。
白石さん2
「草(はじめ)という名前は本名です」と語る白石さん。
早稲田大学院でもメディア学を教えている。
自然体でとっても素敵な女性だ。

画面左手、マイクを持っているのは、脱原発プロジェクトリーダーの
佐藤千秋さん。
白石はじめさん
さくらネット最年少(?!)、マイク初デビュー期待の新人。

プロジェクターに映し出されたのは、健康を蝕まれたチェルノブイリの
子どもたち。
同様のことが福島、そして汚染された地域で起こらないようにと祈るような
心持で画面を見つめた。

そして、ちょうどこの日、朝日新聞で衝撃的な数字が報じられた。
「甲状腺がん疑い含め104人」。
白石さん1

原発事故の被ばくによる子どもの甲状腺影響検査で受診した
約30万人のうち104人が甲状腺がんやその疑いと判定されたとのこと。
この数字は10代後半の甲状腺がん発生率と比べると格段に高い。
「単純に比較できない」というが…。

とにかく子どもをはじめ被曝した住民の健康管理チェック体制を早期に実現し、
健康被害を未然に防ぐ取り組みが何よりも求められている。
「不作為の作為」が行われないようどうやったら、今の政府を動かせるのか?
これもまた原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議連の仲間たちと
知恵を絞って汗をかかなければならない。
以前として課題山積、難問山積のまま、季節だけが変わろうとしている。