県民…ではなく事業者ファースト?!

10月1日(土)

今日から10月に入り、ブログの花の写真は山リンドウに変えました。
気分も一新といきたいところです。

というのも、昨日は会派代表質問があり、特に環境問題に対する
県の姿勢は全く納得いかない答弁ばかりでした。

とりわけ館山市坂田地区への残土埋立事業については
先の6月議会環境生活・警察常任委員会で条例の恣意的な読み替え
をし、本来できないはずの事業継続の申請をなぜ受けつけられるのか?
と追及。

H15年に条例改正し、事業の1年以内の延長、面積2割増しの埋立しか
認めず、「無制限な事業拡大に歯止めをかける」とした改正趣旨を
ねじ曲げていることのおかしさを質したところでした。

6月議会常任委員会

その後、坂田の住民の皆さんと数回にわたり、県との交渉を重ねて
きましたが、それも一方的に打ち切られ、廃棄物指導課は粛々と
埋立許可を出すための審査を進めていたのです。

私たちはさらなる残土埋立、しかも20メートル高(7階立てのビルと同じ)
で盛土することの安全性について、説明責任を果たすようにと
再三求めてきたのです。
ところが、審査中のため具体的な数字・資料については一切黒塗りで
話せないとの一点張り。
これでは、地元の方の不安は払しょくできません。

そして、なんと今週26日(月)の夕方5時過ぎ、会派控室にいた
私たちに「今日、許可を出した」と驚くべき一報が…。
先週23日(金)には、代表質問のやり取りをめぐって廃棄物指導課と
話しをしていたのです。
にもかかわらず…と一瞬思考停止するところでしたが、
即座に「これまで黒塗りになっていた事業者の許可申請書一式を
開示するように」と求めました。

ところが、「政務調査課を通さなければ出さない」との返答。
あまりに不誠実な対応に納得いかず、小宮、山本、入江で担当課の
部屋に乗り込み、直談判。
翌日に一部開示させました。

今週は、定時制高校夜間給食の継続を求める請願書提出をめぐり
紆余曲折があったのですが、このことについては、また改めて。

代表質問に立った、小宮さんは坂田残土埋立をはじめ
柏廃材の健康被害、沖縄高江への県警派遣、子宮頸がんワクチン等々
いのちと暮らしを守る県政への転換を求め、1時間フルにがんばりました!

正午少し前に代表質疑が終わり、その足で県庁前で抗議活動。
朝早くから傍聴応援にかけつけてくださった館山や鋸南町の皆さんと
お昼休みに外に出てきた職員さんや通行人にチラシを配り、
訴えました。

抗議活動1

抗議活動2

抗議活動3
館山市議会でがんばっている石井議員

抗議活動4
おつかれさまの小宮さん

抗議活動5
そして、私

抗議活動6

千葉県は、残土条例第1条目的に明記されている「県民生活の
安全の確保と県民の生活環境の保全」の条例趣旨にしっかりと
立ち返るべきです。

いま小池都政に全国の注目が集まっていますが、千葉県も果たして
県民ファーストの県政といえるでしょうか?
これからも県民の皆さんとともにねばり強く活動していきます!