千葉市乳児院エンジェルホームへ

8月21日(水)

お盆休みが終わり、早速19日(月)から、連日打ち合わせや学習会など、
朝から晩まで大忙し。
夕食が夜の10時過ぎ…となると、朝5時起き三食時間通りの仙台での
健康的な生活が懐かしい。

忙しいの「忙」とは、心を亡くすことと言われるが、前置きはさておき
会派の小宮さんとネットの代理人二人とともに千葉市花見川区にある
乳児院(ほうゆう学園エンジェルホーム)を見学させていただいた。

乳児院の隣の敷地は同法人が運営する老健施設があり、一体的なつくり
になっている。
黒田理事長と吉岩施設長から施設に入っている子どもたちの境遇や
ここでの生活について説明してくださった。

千葉県全体の乳児院の定員は108名だが、7月時点でほぼ満員状態。
こちらの定員は20名だが、緊急一時保護の対応も求められており、
外国人の不法滞在や刑務所入所にかかわる子どもの保護もあるとのこと。
また、千葉市以外からの児童相談所からの依頼のほか、退所後の育児相談
にも応えているそうだ。
最近では産後うつから精神疾患の母親が増え、両親とも心の病を
抱えている例が少なくないとのこと。
いろいろな話を伺った後、施設内を案内していただく。

ここは、子どもたちの健康診断を行ったり、薬を管理する部屋
医務室

天井が高く、明るいホール
ほうゆうキッズホール
帰り際の11時過ぎ、ここで子どもたちはお昼を食べていた。

次は、赤ちゃんの沐浴スペース
ほうゆうキッズ沐浴
パステルの色調が気分を明るくさせる。

こちらは、コインランドリーのような大型洗濯機
ほうゆうキッズランドリー
別室では大量の洗濯ものをたたむ作業に追われていた。

奥の部屋は乳児のスペース。
5、6人の赤ちゃんを保育士さんたちが愛情たっぷり接していた。
これは、「ベビーセンス」
ベビーセンス1

ベビーセンス2

預かっている大切な赤ちゃんにもしものことがないように
細心の注意が払われている。
エンジェルホームには若い保育士さんたちが多く、ベテランの保育士さん
ともども雰囲気もとても明るかった。

本当の親でなくても愛情を注いでくれる大人の存在は子どもたちの育ちを
豊かにしてくれるはずだ。
この間、いろいろな児童養護施設や乳児院を見学させていただき、
つくづく子どもは社会を映す鏡だと感じた。

ほうゆうキッズ園庭

ほうゆう学園では、入所した子どもたちのお宮参りや七五三、夏祭りや
クリスマス会など、さまざまな体験を子どもたちのために行っている。
黒田理事長はじめ施設の方々のご努力に頭が下がる思いだ。
お忙しいところ、丁寧にご説明いただき、ありがとうございました。

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